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研究課題名
- 自然保護地域における協働管理のための情報交流システムの開発:奄美大島をモデルとして
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研究代表者氏名及び所属
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研究実施期間
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研究の趣旨・概要
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生物多様性の保全と持続可能な利用に適う自然公園の管理が求められている。そのためには、地域の広範な人々の参加を得た科学的根拠に基づく計画・管理が必要であり、科学的な情報共有はその要となる。
本研究では、世界自然遺産候補地として森林域を含む地域の国立公園化が検討されている奄美大島を対象とし、生物多様性・生態系サービスの指標群・評価手法の開発および携帯端末を利用した市民参加型の生物情報収集プログラム、多様なデータを統合する公開データベースなどからなる情報共有システム「生物多様性ワークベンチ」の試作を行う。保全生態学とデータ工学の緊密な協力により、自然公園の新たな協働管理のモデルに寄与する研究をめざす。
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研究項目及び実施体制
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サブテーマ(1) 生物多様性指標・評価手法の開発
- 鷲谷 いづみ (サブテーマリーダー、中央大学)
- 吉岡 明良 (国立環境研究所)
- 海部 健三 (中央大学)
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サブテーマ(2) 生物多様性ワークベンチの構築
- 喜連川 優 (サブテーマリーダー、国立情報学研究所所長/東京大学)
- 安川 雅紀 (東京大学)