第2回公開シンポジウム『ケンムン広場:奄美のくらしと生物多様性』開催!
宇検村、日本学術会議環境学委員会自然環境保全再生分科会、中央大学・東京大学「自然保護地域における協働管理のための情報交流システムの開発:奄美大島をモデルとして」研究グループ主催で、第2回公開シンポジウム『ケンムン広場:奄美のくらしと生物多様性』が2015年11月28日(土)に宇検村「元気の出る館」にて開催されました。多くの市民の方々に参加して頂き、大盛況のうちに終了しました。
公開シンポジウムは、京都大学の2名の専門家による研究発表から始まりました。発表では、植物・昆虫・干潟の動物にまつわる様々な奄美の生物多様性が紹介されました。また、研究グループの保全生態学の専門メンバーからは、奄美大島の生物多様性を守るために、どのような研究がなされているのかについてお話がありました。
次に、奄美のくらしと文化とケンムンについて奄美大島文化財連絡協議会・山口県立大学の2名の専門家から研究発表がありました。様々な観点から、奄美大島の自然や文化について貴重なお話がありました。
さらに、研究グループの情報科学の専門メンバー2名からは、「ケンムン広場」データベースとアプリの開発についてのお話がありました。IT技術を活用したトンボやチョウ、シマ遺産の情報収集アプリの解説がありました。
最後には参加者との意見交換も行われ、活発な議論が行われました。
また、参加者には研究グループの取り組みに関するパンフレットと、情報収集アプリ「どこでもケンムン調査」のパンフレットが配布されました。
子供たちが描いたケンムン(平成27年 宇検村ケンムンキャラクター応募作品)はこちら
「ネイチャーガイド:奄美のトンボ」発行
2/20に「ネイチャーガイド:奄美のトンボ」を発行し、同日のワークショップでご紹介させていただきました。 このフィールドガイドは、これまでの調査結果を、奄美大島のトンボや生物多様性に関心をもっていらっしゃる みなさんすべてに役立つようにまとめたものです。 このガイドを手に、ぜひ、奄美大島のゆたかなトンボ相を観察していただければと思います。
PDF版は こちらです。